ボブ・ディランとノーベル賞
賛否両論あるようだが、意外であることに異を唱える人は少なかろう。
フォークあるいはロックをやっていると、親なんかからは、
「下らないことをやってないで、ノーベル賞を貰うような仕事を目指せ」
などと言われたかもしれない。
これからは胸を張って、
「ロックでノーベル賞をとったる」、
と言うことができる。
さて、ボブ・ディランといえば、彼の、ギターを弾きながらハーモニカを演奏するスタイルが流行ったことがある。
ハーモニカは、ハーモニカを動かして演奏するものだ、
と思っていた。
ハーモニカが固定されていて、口を動かして演奏するのが、妙に斬新だった。
このスタイルを発明したのが、ボブ・ディランてあれば、これでノーベル賞を貰ってもおかしくはない。
ただ、このスタイル物理的な壁に阻まれている。限界があるのである。
歌っている時に、ハーモニカが演奏できない。
当たり前と言えば当たり前であるのだが、歌いながらハーモニカが演奏できれば、誰も文句が言えないノーベル賞が貰えそうである。